歯の健康のためには、定期的な検診と丁寧な歯磨きが大切です。お口に中の状況に合わせて、3〜6ヶ月間隔の健診・歯石除去を習慣付けると、虫歯や歯周病の予防にも効果的です。
家庭でのセルフケアと、歯科医院での定期的なプロフェッショナルケアを上手に組み合わせて、いつまでも健康な歯を守りましょう。
予防医療の考えが普及していない日本では、歯ぐきが下がり歯が伸びて長くなったような気がしても仕方ないと考え、歯医者に行かない人が多いと思います。
「しっかり定期的に歯石取りや歯面清掃をして予防をすれば、かなりの確率で歯は残せます!」と一人でも多くの人に伝えたい、知ってもらいたいと常々思っています。歯を無くしてしまって不自由になり、困ってから後悔される人が本当に多いです。
歯並びが悪くても責められたり気にすることが少なく、高齢になると入れ歯が当たり前になっている文化があるので、自分も歳をとったらそうなるだろうなと思っている若者も少なくありません。予防先進国のスウェーデンなどの若者に聞いてみたら、答えは全く違うのではないかなと思います。
一人でも多くの方々が、歯のことで後悔しないような人生を歩んでもらいたい!だからそういう間違った知識(常識)や文化から変えていかないといけないと常々考えています。予防歯科の大切さを、一人でも多くの人に知ってもらいたいと思います。
虫歯や歯周病は生活習慣病の一種のため、間違った歯磨きの方法や良くない習慣を改善しなければ発症を防ぐことができません。
当院では患者さま一人ひとりに担当の歯科衛生士をおつけし、歯周病治療が完了した後のメインテナンスを行っています。 メインテナンスでは患者さまに定期的にご来院いただき、お口のクリーニングや状態に応じた歯磨きの方法をお教えします。
同じ衛生士が担当しますので、患者さまのお口の中の変化にも気づきやすいのが「担当衛生士制」のメリットのひとつ。患者さまのお口の健康状態を継続して管理できますので、よりきめ細やかなケアが可能です。唾液検査や顕微鏡を使った診断によって、お口の中に潜む細菌やリスクを具体的に把握し、患者さま一人ひとりに合わせたケアを行っています。
PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)と呼ばれる、プロによる歯とお口のクリーニング。予防歯科の専門家である歯科衛生士が、ご自宅での歯磨きでは落としきれない汚れ(バイオフィルム)まで、しっかりと取り除きます。
歯周病の原因となる歯石を、スケーラーと呼ばれる専用の道具を使って取り除いていきます。
虫歯の予防に効果的な「フッ素塗布」。歯を強くして虫歯にかかりにくくする効果が得られる「フッ素」というお薬を、歯の表面に塗ります。
虫歯になりやすい奥歯の溝に、あらかじめ医療用のプラスチックを埋め込んで虫歯になりにくいお口の環境を作ります。お子さまの虫歯予防に行われることが多い施術です。
お口の中を拝見し、歯や歯ぐきの状態を確認します。
患者さまの年齢や生活習慣、お口の状態をもとに、予防プランを立てます。
歯石取りやPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニングと呼ばれる歯のクリーニング。バイオフィルムを除去します)やフッ素塗布、歯磨き方法のレクチャー等をいたします。
STEP1~3を定期的に行っていきます。